うつ病に苦しむ人へ

「気のせい」じゃなかった。僕が経験したうつ病の初期症状

akihirochikano

こんにちは、Ritsuです。

今回は、僕が実際に経験したうつ病の初期症状について詳しく書こうと思います。

この記事が、今まさに苦しい状況にいる誰かの役に立てば幸いです。

初期症状が出始めたころ

僕の症状が現れ始めたのは12月中旬でした。

職場は年末年始の繁忙期を迎える時期で、仕事のルール変更も重なり、

多忙な日々を過ごしていました。

家庭では妻とのコミュニケーションが素直に取れず、

子育てにも積極的に参加できませんでした。次第に妻の顔色を窺うようになり、

妻に対して怯えるようになっていました。

趣味だった自作PCや愛車の洗車も億劫に感じるようになり、

気づけば遠ざかってしまっていました。

実際に感じた症状

身体症状としては、職場での作業中や起床時に突発的に襲ってくる頭痛や吐き気、

めまいが辛かったです。

精神的には、不安感や焦燥感、そして強い希死念慮に襲われました。

特に家庭でのトラブル時や職場で人間関係のトラブルがあった人と会ったり、

その人の声を聞くと症状が悪化しました。

また、子供への愛情も希薄になっていきました。

ご飯を食べさせたり世話をするのが億劫になり、

保育園のお迎えすら避けたいと感じるほどでした。

そのことに対する罪悪感も深刻でした。

自分自身ではどう解釈していたか

当時の僕は、職場で人間関係のストレスを感じていたので、

それが原因だと思い込んでいました。さらに自分自身がこれまで怠けてきた結果、

苦しんでいるのだと責め続けました。

過去に心療内科を受診した際、「うつ症状」と診断されたことがありましたが、

その時とは症状が違っていたため、自分がうつ病であるとは考えていませんでした。

母の症状とも異なっていたので、自分は大丈夫だと思い込んでいたのです。

病院探しと受診

僕も経験しましたが、心療内科や精神科の予約は2〜3ヶ月待ちが多く、

すぐには診察してもらえないことが多いです。そんなときは電話口で症状を聞き、

アドバイスをくれる病院を探すのもひとつの手です。

僕自身、症状を電話で説明することは辛かったですが、

そのおかげで良いアドバイスと主治医との出会いがありました。

自分一人で予約を取れない場合は、行政の力を借りることも選択肢の一つです。

自治体には精神科や心療内科の一覧があり、そこから片っ端に連絡をとっても構いません。

僕の場合は、自治体のリストをもとに一件ずつ電話をかけました。

最初は予約が取れないばかりで気持ちが落ち込んでしまいましたが、

たまたま電話で丁寧に話を聞いてくれるクリニックと出会い、症状の伝え方や、

どの病院が僕の症状に適しているかという具体的なアドバイスをもらうことができました。

また、自分で予約を取ることが難しいと感じるなら、家族や信頼できる友人、

行政の福祉担当者にお願いすることも考えてみてください。

実際に行政の窓口では丁寧に対応してくれる担当者がいる場合もあり、

精神的な負担を軽減できる可能性もあります。

同じ症状を感じているあなたへ

治療は「3歩進んで2歩下がる」どころか、時には「10歩下がってしまう」こともあります。

それでも、前進する瞬間も必ず訪れます。

心療内科や精神科の予約が取れないからといって諦めないでください。

電話口で症状を話すことも辛いですが、それが自分を助ける第一歩になるかもしれません。

辛いときほど自分一人で抱え込まず、周囲の力を借りてください。

家族や友人、職場の信頼できる人、行政の担当者など、

話を聞いてくれる人や助けてくれる人は必ずいます。

僕自身、一度は自殺という選択を考え、実行したことがあります。

しかし今振り返ると、それは大きな間違いでした。

あなたには、生きているだけで価値があります。あなたを必要としている人、

あなたを理解しようとしてくれる人が必ずいます。

どうか、自分を追い詰めず、あなたの言葉であなたの苦しさを伝えてください。

あなたは一人ではありません。

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ABOUT ME
Ritsu
Ritsu
うつ病と闘病中
九州地方在住。30代
飛行機が好きでよく空港に遊びに行っています。
現在、休職し実家療養中
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