自己紹介 – 生きづらさを抱えて

はじめまして。当ブログを訪れてくださり、ありがとうございます。
このブログでは、僕がうつ病と診断されるまでの経緯、入院生活、そして今の療養生活について書いていきます。
同じようにうつ病で苦しんでいる方へ、「一人じゃないよ」と伝えられるような場所にしたいと思っています。
僕の簡単なプロフィール
僕は30代の男性で、妻と娘、そして猫と一緒に暮らしていました。
現在は実家で療養しながら、少しずつ心と体を整えているところです。
母もうつ病を抱えており、幼少期は母の影響を大きく受けながら過ごしました。 周りの大人たちの顔色をうかがいながら過ごした幼少期でした。
診断前、数件の内科をまわるも原因不明
体調を崩したのは12月中旬のことでした。最初はただの疲れだと思っていました。 仕事は繁忙期に差し掛かっており、家庭でも子育てや僕の至らない点がおおくて妻とうまくいかず、疲弊していました。なかなか休む時間が取れなかったこともあり、少し無理をしていたのかもしれません。
「なんとなくだるい」「何もやる気が起きない」「達成感が湧かない」「生きている意味とはなんだろう」
そんなふうに考える状態が続き、年が明けても回復する気配はありませんでした。
むしろ、朝起きるのがつらくなり、食事の味を感じなくなり、好きだった仕事すら楽しめなくなっていました。
最初は内科を受診しました。体調不良の原因を探そうと、いくつかの病院を回りましたが、どこでも「異常なし」と診断されました。体調不良が出始める前の健康診断で、異常があったため ダイエットを成功させていただので、当然といえば当然なのでしょう。
でも、症状は改善せず、医師から「精神科の受診を考えてみては?」と言われるようになりました。
自分では気づいていませんでしたが、心の病気を疑うべき状況になっていたのです。 また、幼少のころ見ていた母の姿と僕自身が違って見えていたので、心の病だとは思っても みませんでした。
希死念慮と自殺未遂
精神科の受診を勧められた頃には、僕の中で「生きる意味」がどんどん薄れていっていました。
最初はただ「消えたい」という漠然とした思いだったのが、やがて「死にたい」に変わり、 いつしか「死ななけてばならない」という思いになり
ついには実際に行動に移してしまいました。
ある日、寝る前に大量の薬を服用しました。
これで楽になれると思っていたのに、翌朝、普通に目が覚めてしまいました。
「どうして死ねなかったんだろう」と思った反面、「まだ生きるべきなのかもしれない」という気持ちも、どこかにわずかに残っていました。
それでも希死念慮は消えず、「今度こそ確実に」と考えるようになりました。
そこで、首を吊るための道具を揃え始めました。
どこで、どうやれば確実に死ねるのかを調べ、準備を進めていました。
そんな状況の中で、「生きなければならない」という考えもあり、精神科を受診することを決めました。
精神科受診、そして入院
精神科の医師にこれまでの経緯を話したところ、「このままだと本当に命の危険がある」と言われ、入院を勧められました。
自分としては「そこまでしなくても」と思っていましたが、医師も家族も、僕が一人になることを強く止めました。
正直、入院は抵抗がありました。
「自分が精神科に入院するなんて」という思いがあったし、どこかでまだ「大したことはない」と思いたかったのかもしれません。また、幼少のころに見た精神科の病棟に対して抵抗がありました。
でも、希死念慮が消えない状態では、冷静な判断ができていなかったのも事実です。
入院生活では、何も考えずにただ過ごす時間があり、無理をしなくてもいい環境がありました。
最初は焦りもありましたが、「今は休むことが必要なんだ」と少しずつ受け入れられるようになりました。
辛い幼少期の記憶と退院
ただ、入院していくうちに、僕の中で幼少期のトラウマが強く蘇ってくるようになりました。 トラウマについてはまた別の記事にしたいと思います。
病院の環境が、「あの頃の家と同じように、自由がなく、常に監視されている場所」に感じられるようになってしまい、
結果として、トラウマが強く刺激され、退院することを決めました。
現在は実家で療養中
退院後は、実家で静かに過ごしながら、少しずつ回復を目指しています。
本来なら家族と一緒にいたい気持ちもありますが、今は「自分を守ること」を優先するべきだと思っています。
うつ病は、一朝一夕で治るものではありません。
「もう大丈夫」と思える日もあれば、「やっぱり無理かもしれない」と落ち込む日もあります。
でも、少しずつでも「生きることを諦めない」ために、このブログを始めました。
ブログを始めた理由
このブログを始めたのは、同じようにうつ病で苦しんでいる人に向けて、少しでも役に立つ情報を発信したいと思ったからです。
僕自身、うつ病と診断されたときは戸惑いましたし、「どうすればいいのか分からない」と不安でした。
だからこそ、僕の経験を通して、少しでも誰かの気持ちが軽くなればいいなと思っています。
また、自分自身の気持ちを整理する場としても、このブログを続けていけたらと考えています。
最後に
今、うつ病で苦しんでいる人へ。
「なぜ自分だけこんなに辛いんだろう」「いつになったら楽になるんだろう」と思う日もあるかもしれません。
でも、一人じゃありません。 僕も、同じように闘っています。
このブログが、少しでもあなたの心の支えになれば嬉しいです。
無理せず、ゆっくりと、一歩ずつ進んでいきましょう。
これからよろしくお願いします。